自分の理想とする楽器についてお話しできたらと思い書き記しています。
まだまだ途上ではありますが。
少し抽象的な表現ですが、僕の理想とする楽器は
楽器全体が有機的に機能しているというか、
楽器が一つの生き物と感じられるようなものです。
とても悲しいことに 昨年お亡くなりになり、
2014~2015年にかけてイタリアで先生として教えてくださっていたマエストロ
Luca Primonの楽器はまさにそれが感じれらるものでした。
僕の楽器も一音出した途端に高らかに生命を歌い出すような、
隣で息をしているかのような、
楽器が単なる道具でなく
奏者と同じように祝福されながら誕生し、固有の物語を持ち、
そして一目見てその製作者の個性が感じられるような、
そのような楽器を作りたいと強く願っています。
あ、左手の下の傷は沖縄でウツボに噛まれた時のものです(笑)